金曜日の夜、
羽田空港で荷物が出てくるのを待っていたら
両肩にアダム&イブのマークをつけた赤いシャツの男性を見つけました。
私は、2005年以来このマークに、
ある人知れぬ感情を持っているので、うれしいな~などと眺めていたのです。
赤い色から察すると○○サポーターさん?
明日はベルディ戦だけど???
すると、小柄のかわいらしい女性に声をかけられました。
「みずさわさ~ん、お久しぶりです!ボランティアをしている○○です」と・・・
一瞬、レラの?サッカーの?混乱しちゃいましたが(笑)
でも、こうして今でも声をかけてくださるなんて本当にうれしいことです。
私は、その一連の出来事から、
空港から都内のマンションに着くまでの間ずっと、
その当時サッカーチームの役員になってまもなく、
クラブで起こってしまった不祥事や、
当時の様子を走馬灯のように思い出していました。
不祥事が起きてしまったことにより、
当時ご支援いただいていたスリーラインのユニフォームスポンサーさんとは、
何度となくミーティングを重ね、
お詫びそしてその後の改善策などを協議するとともに、
次年度からのスポンサー条件などをご提示いただきましたものの、
なかなかそのユニフォームスポンサーさんのクラブやチームに対する要求が、
どれもこれも、いたし方が無いことばかり、
ごもっともなことばかりではあったのですが、
それでも、その当時のクラブにとってはとてもハードルが高いものでした。
担当責任者の私としては、ごもっともだからと言って、
それを鵜呑みにすることはその後のチームやクラブにとって、
首が絞まってしまうことでもありうるような・・・そんな厳しい条件だったのです。
そこで、別の手段として、
違うユニフォームスポンサーさんを探せないものかと模索したのです。
そして、リーグからの後押しもある中、
お会いすることができたのがアダム&イブでした。
何度も足しげく通い、視察にも来て頂き、
チームの考え方などをご理解していただくと同時に、
サポーターの方々が、
いかに「赤黒縦じま」のユニフォームに愛着を持っているかをお伝えしました。
だから、
「ぜひ、赤黒縦じまを復活させていただくと同時に、
チームの新たな歴史を一緒に作っていただきたい」とお願いしました。
いろいろご理解をいただき、
最後の最後に出てきた条件は、以下のようなものでした。
「サポーターの方々のスポンサーに対するロイヤリティ」
私は、確信しました。
これはいける!と。
そして、アダム&イブの赤黒縦じまの古くて新しいユニフォームが誕生します。
このチームのサポーターは日本一だな、と常々思っていました。
確かに、数では、赤いチーム、オレンジのチーム、とあるかもしれませんが、
チームに対する身内のような(厳しくもどこまでも暖かな)感覚、
スポンサーに対する貢献度への意識、など。
こうした行動や考え方はフロントが思う以上に配慮があり、
温かみがあるのです。
ほかのJチームから視察に訪れるほどのボランティアさんたちのクオリティと責任感、など。
これは、クラブだけが意識して作ろうとしてもなかなか作り上げることができない、
まさに、クラブとファン、サポーターが協同して長年の間に築き上げてきたものなのでしょうね。
結果として、
私が当たったユニフォームスポンサーさんとの交渉は、
サポーターさんが気がついていない場面で大いに後押しをしてくれることになります。
こうしてお手本になるチームが、
すぐ身近にあることはとてもいい刺激になります。
サッカーチームに役員で呼んでいただいたときには、
その一年後に、まさか、
自分がこんな人生を歩んでいるとは想像もしていませんでした。
競技や、リーグが違えば、
ファン、サポーターの皆さんの思考や嗜好は異なりますし、
応援スタイルは違います。
でもバスケットボールリーグの中では、
選手たちもいつも言っているように、
レラカムイのファンの皆さんが日本一だと思っています。
そして、私たちのスポンサーになってくださる企業の皆さんも、
そこを一番にご覧になります。
選手にとっても、クラブにとっても、スポンサーの皆さんにとっても、
やっぱりそのチームの財産と言えば何か、と言えば、
それはやっぱり「ファン」「サポーター」だ、ということです。